開発日誌 002:命盤の基準を自分で選べるように。命宮カスタム機能を開発中
最近、とても印象に残るユーザーからのフィードバックが届きました。
その方は双子のうち、後から生まれた側でした。命盤を見るときに、兄弟宮を命宮のように扱うと、まったく自分らしく感じられなかったそうです。むしろ遷移宮を基準に読むよりも違和感があった、とのことでした。そこで、命宮の置き方を選べる機能がほしい、という要望をいただきました。
この声が特に響いた理由
このコメントは、個人的にもかなり響きました。
私自身も双子の妹で、姉とはたった2分違いです。そもそも紫微斗数の世界に深く入っていったきっかけも、「本当に自分のものだと思える命盤を見つけたい」という気持ちでした。
これまで、いろいろな先生に見てもらう中で、さまざまな読み方に出会いました。元の命宮をそのまま見る方法。遷移宮を参考にする方法。兄弟宮を命宮のように扱う方法。中には「双子の妹は遷移宮を見るべき」と、かなり強く言い切る先生もいました。
でも正直なところ、遷移宮を基準にした読みは、どう聞いても自分の人生には感じられませんでした。
実感のあるケースを、道具づくりに反映したい
紫微斗数のおもしろさは、まさにこういうところにあります。体系はあります。ただし、すべての問いがひとつのルールだけで終わるわけではありません。実際のケースやフィードバックが積み重なることで、解釈も道具も少しずつ精度を増していきます。
双子の命盤は、その代表的なテーマです。元の命宮を保つのか。遷移宮を参考にするのか。兄弟宮を命宮として扱うのか。それぞれに理屈はありますが、読む本人が「これは自分に合っている」と感じるかどうかも、無視できない大切な手がかりです。
sǹg-miā では、これからもこうした声を集めながら、従来の固定観念を少しずつ見直せるような実例を共有していきたいと思っています。
命宮カスタム機能を開発予定に入れました
多くの方から要望をいただいている「命宮の調整」機能は、開発予定に入りました。
できるだけ早く提供し、命盤を作るときの選択肢を増やしたいと考えています。元の命宮をそのまま使うことも、自分の研究、先生の見方、実際の体感に合わせて別の基準点を試すこともできるようにする予定です。
命盤は、人をひとつの解釈に閉じ込めるためのものではありません。自分に近づくための道具です。今回の機能も、その選択権を少しずつユーザーの手に戻すための一歩として作っていきます。
