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三方四正とは?紫微斗数で命盤の宮位連動を読む方法
簡単に言えば、三方四正は一つの宮位を、本宮・対宮・二つの三合宮と合わせて読むための基本フレームです。仕事運を見る時も官禄宮だけでなく、命宮、財帛宮、遷移宮まで含めて判断します。
自分の命盤で練習するなら、まず 無料の紫微斗数命盤 を作成し、命宮や官禄宮がどの三方四正を作っているか確認してみてください。
紫微斗数において、「三方四正」は論命の最も核心的なロジックです。初心者がよく犯す失敗は、一つの宮位だけを切り離して読むことです。しかし実際には、宮位は連動して分析して初めて、人生の全体像が見えてきます。
この記事では、三方四正の概念、同宮と会照の違い、夾宮と空宮の扱い、十二宮それぞれの三方四正、実戦での使い方まで体系的に整理します。
三方四正とは何か
基本定義
三方四正とは、ある宮位を分析するときに用いる観察フレームです。本宮、その三合宮位、そして対宮を合わせた四つの宮位が、一つのエネルギーシステムを形成します。
| 名称 | 関係 | 説明 |
|---|---|---|
| 本宮 | 自分 | 分析対象となる目標宮位 |
| 対宮 | 正面、180度 | 本宮から六つ離れた宮位 |
| 三合宮 | 120度 | 本宮から四つ離れた宮位。左右に一つずつある |
一般には、本宮の影響が最も大きく、対宮が次、三合宮がその次と見ます。ただし三者はいずれも重要で、どれか一つを省くことはできません。
三方四正の核心意味
三方四正は、「外在環境が本宮に与える影響」を示す、あらゆる宮位判断の基礎フレームです。分析時には、これらの宮位に入る星曜の吉凶と組み合わせを総合して、初めて完整な判断ができます。
重要原則:三方四正の会合は「明」を代表します。つまり、自身の要因、または自分で見えやすく、比較的コントロールしやすい影響力です。
なぜ三方四正を見る必要があるのか
たとえば、ある人の「事業能力」を評価するとします。
- 官禄宮だけを見ると、その人の仕事への態度しか見えない
- 命宮を加えると、基本性格や本質的な能力が見える
- 財帛宮を加えると、稼ぐ力や資源の扱い方が見える
- 遷移宮を加えると、外部機会や社会的な場での表れが見える
三方四正は、単一の宮位を立体的な人生の断面へ変える方法です。
同宮と会照の重要な違い
三方四正を理解する前に、「同宮」と「会照」という二つの基本概念をはっきり分ける必要があります。
同宮:最も直接的な影響
同宮とは、二つ以上の星曜が同じ宮位に入ることです。宮位分析ではまず、その宮位にどの星曜が同宮しているかを見ます。
重要特性:
- 同宮する星曜は、最も直接的で緊密な相互作用を起こす
- 特定の星曜組み合わせ、つまり格局効果を形成する
- 同宮星曜の相互作用は、その宮位の吉凶と性質を判断する第一の根拠になる
例:紫微星と七殺星が同じ宮位にある場合、「紫殺同宮」と呼びます。
会照:外部から入るエネルギー
会照とは、目標宮位である本宮が、その三方四正の宮位、つまり対宮と二つの三合宮にある星曜から影響を受けることです。
重要特性:
- 外部の関連宮位からエネルギーが流入することを示す
- 影響力の順序は、同宮 > 対宮 > 三合宮
- 同宮と同じく、宮位分析の基本方法である
例:命宮を分析するとき、官禄宮に化禄星があれば、命宮が化禄を「会照」すると言い、略して「会禄」とも言います。
影響力比較表
| 関係タイプ | 影響力 | 説明 |
|---|---|---|
| 同宮 | ★★★★★ | 最も直接的で緊密 |
| 対宮 | ★★★★☆ | 次に強く、非常に重要 |
| 三合宮 | ★★★☆☆ | その次。資源や支援を示す |
| 夾宮 | ★★☆☆☆ | 環境からの圧力または支援 |
夾宮と三方四正の違い
夾宮とは何か
夾宮とは、ある宮位の左右に隣接する宮位、つまり前の宮と後ろの宮にある星曜が、その宮位へ与える影響です。
夾宮の特性
- 影響は三方四正ほど直接的ではない
- 環境からの支援または圧力を表す
- 夾宮の状態は、本宮の性質や格局を大きく変えることがある
明と暗:三方四正 vs 夾宮
| 概念 | 代表意味 | 性質 |
|---|---|---|
| 三方四正の会合 | 「明」 | 自身の要因。自分で見えやすく、扱いやすい影響力 |
| 夾宮 | 「暗」 | 外在環境の要因。暗く影響し、気づきにくい |
この区別は非常に重要です。
- 三方四正の吉凶は、多くの場合、本人の行動や選択から生じる
- 夾宮の吉凶は、多くの場合、外在環境や他者から加わる影響として出る
よく見る夾宮格局
| 夾宮タイプ | 説明 |
|---|---|
| 左右夾輔 | 命宮が左輔、右弼に夾まれる形。外在環境に貴人の助力がある |
| 紫府夾命 | 命宮が紫微、天府に夾まれる形。夾む宮位と夾まれる宮位がいずれも強旺であって初めて吉 |
| 羊陀夾制 | 禄存星は必ず前後の宮位に擎羊、陀羅を伴う。吉凶は禄存が入る宮位の主星旺弱による |
注意:「左右夾輔命宮」と「命宮が左右を会する」は意味が違います。前者は外在環境の助力、後者は本人の特質です。
空宮の特殊処理
空宮とは何か
空宮とは、十二宮のうち甲級主星が入っていない宮位を指します。
空宮の解釈原則
- 空宮は一律に弱いものとして扱う
- 対宮の星曜を借りて分析する
- 借りた星曜の作用力は弱くなる
- 空宮は安定性が低く、運限や輔佐星曜、煞曜の影響を受けやすい
例:夫妻宮が空宮なら、対宮である官禄宮の星曜を借りて、夫妻関係を判断します。
空宮の実際の影響
本宮が空宮の場合、次のように読みます。
- 本宮の特質がはっきりせず、環境の影響を受けやすい
- 対宮の星曜を参考にするが、影響力は割り引いて考える
- 運限が空宮に巡ると、変化性が大きくなる
- 輔佐星曜や煞曜の影響に特に注意する
十二宮位の三方四正詳解
命宮の三方四正
| 宮位 | 役割 | 意味 |
|---|---|---|
| 命宮 | 本宮 | 核心性格、才能、先天格局 |
| 遷移宮 | 対宮 | 外在表現、社会的な出会い、外でのイメージ |
| 財帛宮 | 三合 | 稼ぐ力、理財態度、職業収入 |
| 官禄宮 | 三合 | 事業態度、仕事の型、企図心 |
隣宮、夾宮:父母宮、兄弟宮
解釈重点:
- 宮内主星の組み合わせと明るさ:基本性格を決める
- 輔星、煞星、雑曜の影響:主星の性質を修正する
- 三方四正の組み合わせと吉凶:格局の高低を総合判断する
- 身宮が同宮するか:同宮なら、先天と後天が一致しやすい
- 生年および各階層の四化の落点:吉凶の出来事を引動する
- 隣宮に夾輔または夾煞があるか:環境の支援または圧力を見る
重要提醒:
- 命宮は命盤全体の核心であり、十二宮を統御する
- 先天の格局と本質を代表し、一生への影響が非常に大きい
- 遷移宮とは表裏関係にあり、命宮は内、遷移宮は外を主る
- 命宮に主星がない場合、対宮である遷移宮の主星を借りるため、本人は環境の影響を受けやすい
- 命宮の強弱と吉凶は、人生の基本レベルを大きく決める
👉 関連:命宮完全解析
夫妻宮の三方四正
| 宮位 | 役割 | 意味 |
|---|---|---|
| 夫妻宮 | 本宮 | 恋愛態度、結婚観、相手選びの傾向 |
| 官禄宮 | 対宮 | 事業が感情に与える影響、社会的役割 |
| 遷移宮 | 三合 | 外での桃花、出会いの機会、社会的イメージ |
| 福徳宮 | 三合 | 感情における精神的満足、内心の需要 |
隣宮、夾宮:兄弟宮、子女宮
解釈重点:
- 宮内星曜の組み合わせ:感情への主観的期待、相手選び、処理態度を反映する
- 宮内に桃花星がある場合:相手選びで外見を重視しやすいことを示す
- 忌煞交沖がある場合:感情の処理方法や心理に偏り、盲点、障害があることを示す
- 三方、つまり遷移・福徳を参考にする:外での出会いと内心の感受が感情観に与える影響を見る
- 配偶者の生年太歳宮位:実際の婚姻品質を判断する重要な要素
重要提醒:
- この宮は主に、命主の感情と婚姻に対する「意識形態」と「処理態度」を示す
- 感情問題を判断するとき、この宮に煞忌があれば、まず命主自身の処理方法を点検する
- 配偶者の生年太歳宮位の吉凶は、実際の婚姻品質において夫妻宮そのものより強く働くことがある
👉 関連:夫妻宮全面解析
財帛宮の三方四正
| 宮位 | 役割 | 意味 |
|---|---|---|
| 財帛宮 | 本宮 | 稼ぎ方、理財態度、職業収入 |
| 福徳宮 | 対宮 | 守財力、支出態度、享受の程度 |
| 命宮 | 三合 | 稼ぐための基本能力、企図心 |
| 遷移宮 | 三合 | 外部の財運機会、発展環境 |
隣宮、夾宮:子女宮、疾厄宮
解釈重点:
- 宮内星曜の組み合わせ:求財心理、稼ぎ方、職業収入の性質と高さを反映する
- 煞星が多い、または忌煞交沖がある:求財心理が投機的になりやすく、稼ぐ過程に辛苦や波折が多い
- 命主の立場を分ける:自営業なら貸倒れや資金調達リスク、被雇用者なら辛労や低賃金として出やすい
- 命宮を参照する必要がある:本人に十分な企図心と行動力があるかを見る
- 財帛と福徳を分ける:財帛は「開源」、つまり稼ぐこと。福徳は「節流」、つまり使い方と守り方
重要提醒:
- この宮の核心は、「どのように稼ぐか」、能力や方法と、「どう稼ぎたいか」、心理や欲望にある
- 相続財産、投資利益、最終的に貯蓄して富裕になるかを直接主導する宮ではない
- 高収入は最終的な富裕を意味しない。残せるかどうかは福徳宮を見る
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官禄宮の三方四正
| 宮位 | 役割 | 意味 |
|---|---|---|
| 官禄宮 | 本宮 | 事業態度、仕事の型、企図心 |
| 夫妻宮 | 対宮 | 感情が事業に与える影響、家庭の支援 |
| 命宮 | 三合 | 事業に必要な基本能力、個人特質 |
| 財帛宮 | 三合 | 事業の財務リターン、資源支援 |
隣宮、夾宮:僕役宮、田宅宮
解釈重点:
- 宮内星曜の組み合わせ:仕事に対する基本姿勢、積極性、対応パターンを主に反映する
- 宮位が強旺、または吉に会う:事業に積極的で、企図心があり、態度が前向き
- 宮位が弱陷、または煞忌に会う:事業に受け身で、企図心が不足し、態度が消極的になりやすい
- 宮内に煞星が多い:仕事の性質が武職寄り、または仕事態度が衝動的、硬い方向へ出やすい
- 命宮と身宮を必ず参照する:核心人格の特質は、単純な事業宮の状態より事業成就に大きく影響する
- 官禄主星曜を探す必要がある:その影響力が官禄宮そのものを超えることがある
重要提醒:
- この宮の核心は、事業や仕事に対する「意識形態」、「基本対応パターン」、「企図心」を示すこと
- 単独で適職や最終的な成就の高さを予測する宮ではない
- 事業成就の鍵は、命宮・身宮に現れる個人の核心能力にある
👉 関連:官禄宮完全解析
遷移宮の三方四正
| 宮位 | 役割 | 意味 |
|---|---|---|
| 遷移宮 | 本宮 | 外出運、社会的な出会い、外でのイメージ |
| 命宮 | 対宮 | 内在性格、基本能力 |
| 夫妻宮 | 三合 | 感情が外出や社会行動に与える影響 |
| 官禄宮 | 三合 | 事業発展の機会 |
隣宮、夾宮:疾厄宮、僕役宮
解釈重点:
- 宮内星曜の組み合わせ:外での発展の順逆、適応力、人生の平穏さや起伏を判断する
- 吉星または煞忌を見る:外で貴人や機会があるか、是非、阻害、意外リスクがあるかを判断する
- 未知の環境への適応力:留学、外派、移住、頻繁に環境を変える仕事の成否に影響する
- 命宮と結びつける必要がある:遷移宮は命宮の対外表現であり、両者は表裏関係にある
重要提醒:
- この宮は命宮の対宮であり、「外在の私」、社会活動の舞台を表す
- 核心機能の一つは、「陌生環境への適応能力」を示すこと
- 上司、主要な事業パートナー、競争相手との関係状態を判断する参考にもなる
- この宮の吉凶は、人生全体の「平穏度」または「起伏度」に影響する
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福徳宮の三方四正
| 宮位 | 役割 | 意味 |
|---|---|---|
| 福徳宮 | 本宮 | 守財力、享受の程度、精神世界 |
| 財帛宮 | 対宮 | 稼ぐ力、収入源 |
| 夫妻宮 | 三合 | 感情が精神状態に与える影響 |
| 遷移宮 | 三合 | 外部機会が内面へ与える影響 |
隣宮、夾宮:田宅宮、父母宮
解釈重点:
- 宮内星曜の組み合わせ:既に持つ財を管理し使う心理、守財力、投資判断のパターンを反映する
- 宮位が吉、または福星が廟旺に入る:理財に長け、既有財産を守り、投資も比較的安定する
- 宮位が凶、または忌煞交沖がある:守財力が弱く、財庫に穴があり、既有財産を破耗しやすい
- 重要警告:この宮に忌煞交沖がある人は、投資、保証、金銭貸借において極めて保守的であるべき
- 財帛宮と区別する必要がある:財帛は稼ぐこと、福徳は守ることと使うこと
重要提醒:
- この宮は、財を「守れるか」、財庫に破口があるかを判断する重要宮位
- 福徳宮が凶の人は、非常に保守的な理財戦略を取り、高リスク投資、貸借、保証から距離を置くべき
- 吉凶は主観的幸福感、物事の順調さ、幸運の感覚にも強く影響する
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その他の宮位の三方四正一覧
| 本宮 | 対宮 | 三合宮 | 三合宮 | 隣宮 |
|---|---|---|---|---|
| 兄弟宮 | 僕役宮 | 疾厄宮 | 田宅宮 | 命宮、夫妻宮 |
| 子女宮 | 田宅宮 | 父母宮 | 僕役宮 | 夫妻宮、財帛宮 |
| 疾厄宮 | 父母宮 | 兄弟宮 | 田宅宮 | 財帛宮、遷移宮 |
| 僕役宮 | 兄弟宮 | 父母宮 | 子女宮 | 遷移宮、官禄宮 |
| 田宅宮 | 子女宮 | 兄弟宮 | 疾厄宮 | 官禄宮、福徳宮 |
| 父母宮 | 疾厄宮 | 子女宮 | 僕役宮 | 福徳宮、命宮 |
三方四正の実戦応用
ケース一:事業発展を評価する
問題:この人は起業に向いているか。
分析手順:
-
官禄宮(本宮)
- 星曜組み合わせを見る:事業や仕事への基本心理と積極性を反映する
- 四化を見る:化禄や化権があれば事業心が強い
- 注意:これだけで適職を予測してはいけない
-
夫妻宮(対宮)
- 家庭は支援になるか、配偶者は助力か阻力か
- 感情が安定してこそ事業に集中しやすい
-
命宮(三合)
- 性格はリスクを引き受けられるか
- リーダーシップがあるか
- 鍵:核心人格は、事業宮そのものより事業成就に大きく影響する
-
財帛宮(三合)
- 起業資金があるか
- 理財能力はどうか
- 自営業者と被雇用者では必要な資源が違う
進階考量:
- 「官禄主」の星曜とその落宮状態を探す
- 命主が実際に従事する業界、職位、役割を把握する
- 大運、流年と合わせて時機を判断する
総合判断:四つの宮位をすべて見て、命宮・身宮の核心能力も参照して初めて、正確な助言ができます。
ケース二:感情運を評価する
問題:この人の感情運はどうか。
分析手順:
-
夫妻宮(本宮)
- どのような相手を好むか
- 感情の中でどのように振る舞うか
- 忌煞交沖があれば、まず命主自身の処理方法を確認する
-
官禄宮(対宮)
- 事業が感情に影響しているか
- 仕事が忙しすぎて相手を軽視しやすいか
-
遷移宮(三合)
- 外での桃花運はどうか
- 出会いの機会があるか
-
福徳宮(三合)
- 感情に何を期待しているか
- 内心は満たされやすいか
進階考量:
- 配偶者の生年太歳宮位の吉凶は、実際の婚姻品質に影響する重要要素
- 命宮に感情処理態度へ影響する特定の凶格があるか
- ここから、双方の命盤を比較する「合婚」の必要性が分かる
総合判断:感情の良し悪しは夫妻宮だけの問題ではありません。システム全体を分析する必要があり、配偶者側の実際条件もしばしば重要です。
ケース三:財運を評価する
問題:この人は富を築けるか。
分析手順:
- 財帛宮:稼ぐ力と収入モデルを見る
- 福徳宮:守財力と支出習慣を見る
- 田宅宮:資産蓄積の潜力と財庫状態を見る
- 命宮:個人の企図心と行動力を見る
重要な区別:
- 財帛宮:職業収入、キャッシュフロー
- 福徳宮:総体財富、守財力、支出
- 田宅宮:資産蓄積、財庫
重要提醒:高収入、つまり財帛宮が吉であることは、富裕を意味しません。残せるかは福徳、蓄積できるかは田宅を見る必要があります。
対宮の特殊な意味
対宮は「補完」関係
対宮は「対立」ではなく「補完」です。二つは陰陽として、完整な一つの側面を構成します。
| 本宮 | 対宮 | 補完関係 |
|---|---|---|
| 命宮(内在の私) | 遷移宮(外在の私) | 自己認識の完整性 |
| 夫妻宮(親密関係) | 官禄宮(社会的役割) | 私的領域と公的領域のバランス |
| 財帛宮(稼ぐ) | 福徳宮(使う・守る) | 財務の収支バランス |
| 子女宮(創造) | 田宅宮(守成) | 開拓と蓄積のバランス |
| 兄弟宮(兄弟姉妹・同輩) | 僕役宮(部下・従属関係) | 同輩と従属の関係 |
| 疾厄宮(身体抵抗力) | 父母宮(先天基盤) | 体質と遺伝の関係 |
対宮の核心特性
- 外在が内在に対応する関係を示すことが多い
- 対宮の星曜組み合わせは、本宮へ直接かつ強い影響を与える
- 化忌星は対宮を衝撃する
対宮は「借星」する
紫微斗数では、本宮に主星がない場合、対宮の主星を借りて判断します。これは、対宮のエネルギーが本宮へ直接影響することを意味します。
例:命宮が空宮で、対宮の遷移宮に天機星がある場合、命宮は天機星の特質を借ります。
空宮借星の特徴:
- 借りる力は弱い
- 安定性が低い
- 環境の影響を受けやすい
- 輔佐星曜、煞曜に特に注意する
三合宮のエネルギー支援
三合宮は「資源」関係
三合宮は、本宮を支える資源とエネルギーを表します。三合宮の星曜が良ければ、本宮の表現も強まります。
例:
- 官禄宮の三合は命宮と財帛宮
- 命宮が強い、つまり能力があり、財帛宮が強い、つまり資源が足りる場合、官禄宮の事業は成功しやすい
三合宮の四化は本宮へ「衝撃」する
三合宮に四化、特に化忌がある場合、本宮の運作に影響します。
- 命宮化忌 → 官禄宮に影響し、個性が事業を引きずりやすい
- 財帛宮化忌 → 官禄宮に影響し、財務問題が事業を困らせやすい
朝垣の概念
「朝垣」とは、三合宮位から照らされることを指します。三合宮に吉星があり本宮を朝照する場合、外部からの支援力があると読みます。
進階概念:大三方と小三方
大三方
大三方とは、命宮の三方四正を指します。命盤全体で最も重要な核心システムです。
命宮、財帛宮、官禄宮、遷移宮
この四つの宮位は、一人の基本格局と人生の高さを決めます。どの命盤を分析する場合も、まず大三方から始めるべきです。
小三方
小三方とは、特定テーマの三方四正です。特定領域を分析するために使います。
- 感情小三方:夫妻宮、官禄宮、遷移宮、福徳宮
- 財富小三方:財帛宮、福徳宮、命宮、遷移宮
- 健康小三方:疾厄宮、父母宮、兄弟宮、田宅宮
- 家庭小三方:子女宮、田宅宮、父母宮、僕役宮
六親宮位の特殊考量
父母、兄弟、夫妻、子女、僕役などの六親宮位を分析するときは、三方四正だけでなく、次の点も特に見ます。
- 太歳入宮法:相手の生年太歳がこちらの命盤のどこに入るかは、実際の関係に重要な影響を持つ
- 関連主星:たとえば兄弟宮では天機星、兄弟主を参考にする
- 命宮格局:その関係に影響する特定の凶格が命宮にあるか
三方四正の論命口訣
口訣一:本宮を体とし、対宮を用とする
本宮は「本質」、対宮は「応用」です。両者を合わせて初めて完整な表現になります。
口訣二:三合相生、エネルギーは互いに通う
三合宮のエネルギーは本宮へ流れます。良い三合宮は本宮を強め、悪い三合宮は本宮を引きずります。
口訣三:四正をすべて見て、偏らない
どの宮位を分析するときも、三方四正を見終えてから結論を出します。一宮だけを見ると判断を誤りやすいです。
口訣四:同宮が最重、対宮が次
同宮星曜の影響が最も直接的で、対宮が次、三合宮がその次です。ただし三者は必ず総合します。
口訣五:三方は明、夾宮は暗
三方四正は自身の要因、つまり明を表し、夾宮は環境要因、つまり暗を表します。問題の根源を分析するときは、この二つを分けます。
よくある誤解と注意点
誤解一:本宮だけを見る
誤り:紫微星が夫妻宮にあるから、感情は必ず良い。
正しい見方:
- 対宮である官禄に煞星の衝撃がないかを見る
- 三合宮である遷移、福徳に支援があるかを見る
- 配偶者の生年太歳宮位の吉凶を見る
- 命宮に感情へ影響する凶格があるかを見る
誤解二:対宮は必ず悪い
誤り:対宮に煞星があるから、本宮は必ず被害を受ける。
正しい見方:
- 対宮のエネルギーは外来のもの。圧力であることもあれば、動力になることもある
- 対宮の吉凶は本宮と合わせて評価する必要がある
- 化忌が対宮を衝く場合は注意が必要だが、絶対的な凶ではない
誤解三:三合宮を軽視する
誤り:三合宮の影響は大きくないので、無視してよい。
正しい見方:
- 三合宮は重要な資源源である
- 特に本宮の力が不足している場合、三合宮の支援は非常に重要になる
- 三合宮の四化は本宮の運作へ影響する
誤解四:同宮と会照を混同する
誤り:同宮と会照の影響力は同じである。
正しい見方:
- 同宮は最も直接的で緊密な影響
- 会照は外部から流入するエネルギー
- 影響力は、同宮 > 対宮 > 三合宮
誤解五:夾宮を無視する
誤り:三方四正だけ見れば十分である。
正しい見方:
- 夾宮は環境の支援または圧力、つまり暗を表す
- 夾宮の状態は本宮の性質や格局を大きく変えることがある
- 三方四正と夾宮は総合して考える必要がある
誤解六:単一宮位で具体事項を予測する
誤り:事業宮を見れば、どの業界に向いているか分かる。
正しい見方:
- 事業宮は仕事態度、企図心、対応パターンを反映するだけである
- 単独で適職や成就の高さを予測することはできない
- 命宮・身宮、官禄主、実際の背景と合わせて判断する
進階技巧:宮位主星を参考にする
一部の宮位を分析するときは、三方四正だけでなく、特定の「宮位主星」も参考にします。
| 宮位 | 関連主星 | 説明 |
|---|---|---|
| 兄弟宮 | 天機星(兄弟主) | 天機星の落宮吉凶が兄弟宮判断を大きく修正する |
| 田宅宮 | 天機星(家務主)、太陰星(田宅主) | 家務の整理と不動産状況を合わせて判断する |
| 財帛宮 | 武曲星(財星) | 武曲星の状態は財運格局に影響する |
次に学ぶこと
三方四正の概念を押さえたら、次は次のテーマへ進むと理解が深まります。
まずは本站の紫微斗数無料命盤ツールで、自分の命宮の三方四正を確認し、宮位がどのように連動しているかを実際に観察してみましょう。
よくある質問
- 三方四正とは?
- どの宮を読むときも、本宮・対宮(真向かいの宮)・二つの三合宮の四つをセットで見ることです。この四宮は一組で、どこか一つに吉星や煞星があれば残りの三宮にも影響します。
- 三方四正の見方は?
- 対象の宮を本宮とし、真向かいの対宮と、120度の位置にある二つの三合宮を探します。四宮の主星・吉煞・四化をあわせて判断し、影響は同宮が最も直接的、次に対宮、三合宮は資源や刺激をもたらす関係です。
- 三方四正はどの宮を含みますか?
- 一組=本宮+対宮(1宮)+三合宮(2宮)の計4宮です。たとえば命宮の三方四正は、命宮・遷移宮・財帛宮・官禄宮になります。
- 命宮の三方四正はどこですか?
- 命宮・遷移宮・財帛宮・官禄宮の四宮です。命盤の最も核心となる軸で、人生の枠組みはまずこの線から読みます。
- 三方四正と夾宮の違いは?
- 三方四正は「明」、隔たった宮どうしが照らし合う主力構造です。夾宮は「暗」、左右に隣り合う二宮が本宮を挟む補助的な影響です。まず三方四正で基調を決め、夾宮は補足として見ます。
- 対宮はなぜ重要なのですか?
- 対宮と本宮は補い合う関係で、互いに星を借ります。本宮が体、対宮が用です。空宮のときは特に、対宮の主星を借りて読みます。